D* Dawn

「夜は深く、涙を流し悲しんでも、朝と共に喜びがきます。」

Dawn 「夜明け」 眠れないままに朝がきてしまった、そんな経験はありますか。本当に朝など来るのだろうか。この暗く長いトンネルはいつ抜けられるのだろうか。私もそう思ったことがありました。病気になり苦しんだとき。弱さをもつ子を授かったとき。厳しい環境に置かれたとき。「夜明け前は最も暗い」そんなことわざがあります。日の昇る直前、一番暗い時間があるといいます。けれど漆黒の悲しみは、光に照らされて静かに去っていきます。夜明けは輝く光と共にやってきます。

あなたは気がつかなくても神様は働いておられます。私たちは考えます。この様になったらいい。この様にしようと。けれども思うようになる事がいかに少ないことでしょうか。むしろ願わない方向に道が開いていくことがあります。神様のお考えは、私たちの遥か上をいっています。だから肩にくいこむ重荷も、また私たち自身をも神様のまえに投げだし、お任せしてみませんか?悲しみは喜びへと、ゆっくり静かに、そして確かに変わっていきます。

主イエスの弟子たちは、いつも一緒に歩んでくれたイエスを突然に失うのでした。愛し愛された方が目の前で十字架にかけられ死んでしまったのです。泣き、絶望し、打ちひしがれました。しかし主イエスは復活されたのです。そしてそのお姿を弟子たちに現し、平安を祈られます。そこがキリスト教会の出発点となりました。暗く深い悲しみは去り、夜が明けたのでした。光が来られたのです。これは単に2000年前の昔話なのではありません。今を生きる私たちの時間に、私たちの人生にも起こるのです。

 

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